最近よく耳にする「静かな退職」
今日も1日お仕事お疲れ様です。
最近、よく耳にするようになった新しい言葉「静かな退職」は考えさせられますね。
若い子達の中だけでなく、きっと広い世代でそう呼ばれるような行動をしている方が増えているんだろうな、そう思います。
「静かな退職」とは、最低限の仕事しかしない働き方のようですね。理由としては「一生懸命働いても給料が変わらない」など待遇の不遇を始め、色々な理由があるようです。基本的には働く姿勢に後ろ向き、働かなくて良いなら働きたくない、という考えが強いようです。
「仕事」だから嫌なことも我慢して一生懸命「労働する」、勤務時間中は一生懸命作業をし続けないといけない状態を強いられる。
私の世代はどちらかというと、そう育てられてきました。それでも私も、今の会社全体を見ていて、考え方が相当変わりました。
今の会社は年配者が割合的に相当高く、若い人は一握りの会社です。ここ最近、若い世代の人達が多く辞めました。働き盛りの世代の方も何人か退職していきました。振り返れば多くの方が退職し、転職していきました。そして増員されているのはとても年齢の高い方々ばかりです。高給取りの何をする為に来たのか分からない肩書の方々が増えている状況です。時間が経っても知ることはないと思います。かつ高年齢の方々の「定年制度は何処へ?」と…前なら退任していた年齢の方々が残るようになりました。
知らぬ間に色々と制度も変わったのですね。前なら退任していた年齢を越えても残る方々が増えていってます。よく分からない肩書となり、残っているのです。
会社自体に高給取りの方々がたくさん残り、そして私は昇給がほぼほぼ無いに等しい状況が続いてきました。
それもあり、転職活動を始めてみています。
「静かな退職」の記事を読むと、若い方が主に出てきますが…若い方々がやる気を失うほどの会社が多くなってきている、ということなんでしょうね。
若い方々にとって「昇給ほぼなし」状態で働く環境が増えているから、「静かな退職」が社会問題になってきているのでしょうか?若い世代の働く気が失われる環境が増えている、そう考えると「静かな退職」が新しい言葉として発生し、よく耳にするようになってきたのだと納得できるような気がします。
そう考えると、多くの会社の若い世代の昇給がないと考えられます。それはつまり多くの世代の昇給がないと言えそうですね。確かにインフレ対応で少し給与改定をしている会社も多いと聞きますが、大手企業が主であり、中小企業だと限られてくる気がします。周りの人と給与の話をなかなかしませんが、チラッと聞いた話、インフレ対応で通常の昇給より上げてくれたという方もいました。全く変化のない方もいましたので、周りの話を聞いていると、限定的な気がしてます。
仕事に対する姿勢も十人十色ですが、仕事に対するモチベーションに関わる要因として、給与待遇は大きな要素の1つだと感じてます。その大きな要素である給与額について恵まれていると感じないのは辛いですよね。もともと働きたくないから「静かな退職」をしている方も居るのかもしれませんが、そうでない方のやる気まで削いでしまっているとしたら生き辛い世の中ですよね。
私感ですが、バブル経験世代はずーっと恵まれた世代のように見えてしまいます。氷河期世代以降は、ずーっと恵まれない環境を強いられている印象です。もちろん、世代関係なくしっかりと成功して大金を得ている人もいます。ですが、多くは世の中の流れに揉まれている方が大多数ですので、大きな流れに流されて過ごしている方が多いと思います。そうして「静かな退職」が生まれてきたのだと考えると、転職も考えてしまいますね。
どの会社へ転職しても大きな流れの「昇給ほぼなし」のような環境で働くことが当たり前になりつつあるのかもしれないと思うと、転職もとても危険な賭けに感じてきます。
転職は、仕事が会社により異なるので、新しい仕事を覚えるだけでも大変な思いをします。さらにモチベーション維持が難しい給与待遇となる可能性が高いことが頭をよぎります。
実際は転職して新しい会社に入って数年働いてみないと本当のところは見えてきません。良い会社に出会える可能性もあります。
そうだとしても「静かな退職」の言葉を聞くようになってから転職に関して慎重になってます。良い悪いのどちらに転ぶかが分からないのですから、不安になるのは当然ですよね。
本当に慎重になりますね。
しばらくは転職活動をしながら、今の会社で継続して働くことを前提として過ごしていきたいと思いました。
よく見ていると自覚があるなしに関わらず「静かな退職」をしている方、思う以上に多いですよね。これがイマドキの「the 日本企業」の働き方なんでしょうか。
今の会社が長くなり、色々な事を考えさせられましたが、更に深く色々と考えていく必要がありそうです。時代が変わるにつれて、どんどん超高齢化社会が進む中、お金の流れを含めてとても考えさせられますね。
仕事は仕事として割り切ってしっかり働いていき、その事がきちんと評価されるような世の中になっていくと良いですね。年齢が高いから給与が高いのではなく、仕事量で給与の平等性が生まれると良いですね。仕事内容に上下無く平等に評価の生まれる世の中となると良いですよね。
それでは、今週もお仕事頑張って、楽しく過ごしていきましょうね。